指の隙間から水が漏れ 光が斜めに差し切れた 都市は花が置かれる 十分に換気がされた部屋で 去りゆく細々とした用事に 挨拶もままならない生活に 春は流れ 緑が両目に落ちる わずかな思考 縋るべきにもたれたいが 絶えない強欲によすがを奪われる 絶えない人…
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